RTX TITAN~タイタン一族の進化~

12/24

TITAN RTXが遂に国内での販売が可能になりました。

販売元は、代理店であるRYOYOさん(https://ryoyo-gpu.jp/products/titan/rtx/)からの販売になります。

値段は298,000円(税抜き)となっているので、機械学習等を視野に入れた場合を考えると大変お手頃な値段だと思われます。

 

常に最上位に君臨するTITAN一族

常に時代の中で最先端の性能を誇るTITAN一族ですが、今回遂にRTX機能が搭載されたTITANが出るということで改めてTITANの歴史を振り返ってみました。

Geforce GTX TITAN(Kepler)

GTX6XXシリーズ世代のTITAN

GPU Boost(2.0)が導入されたことでグラフィックの作業負荷に応じて可変が必要な場合には、クロックを増加させることでより高い性能を発揮することが出来るようになり、GTX5XXシリーズとの違いを見せつけました。

また、Adaptive VSyncを導入することで描画速度がリフレッシュレートを超える場合はモニターのリフレッシュレートと同期してテアリングの発生を抑え、逆に描画速度がディスプレイのリフレッシュレートを下回ってしまう場合には、垂直同期をオフにしてスタッタリングの発生を抑え、G-SYNCなどと使い分けることでよりゲームに適応しやすい環境を作ることが出来るようになりました。

最大4つのモニターを使用して、大迫力を実感出来るようになったNVIDIA Surround

FXAA・TXAAの新しいアンチエイリアスによる描画処理

NVIDIA 3D Vision Ready

GTX6XXシリーズではシングルGPUとしては最上位に立つことが出来ていましたが、GTX680SLIやGTX690の前では、大きなスコア差をつけられてしまう結果となりました。

GeForce GTX TITAN Black(Kepler)

GTX7XXシリーズのTITAN

NVIDIA G-SYNCとV-Syncを併せてよりスムーズな描写が可能になり、ゲーム等の激しいアクションもより滑らかに描写することが可能になりました。

また、GeForce Experience™を導入することで各ゲームタイトルを最適化し、ドライバーを最新に保つことが可能になりました。また、Nvidiaが提供するShadow Playを使用することで高画質で軽量なキャプチャをすることが可能になりました。

NVIDIA GeForce GTX TITAN Z(Kepler)

GTX7XXシリーズのTITAN

DualGPUにより、飛躍的に性能が上がった分消費電力(375W)と値段が爆発的に上がりました。

GeForce GTX TITAN X(Maxwell)

GTX9XXシリーズのTITAN

新アーキテクチャのMaxwellを導入したカードで、Keplerと比較してCUDA利用効率を改善して高めることで省電力を維持しつつも性能が更に上がりました。

特に1世代のMaxwellであるGTX750や特に750Tiは補助電力が不要にも関わらず、ゲーム用途としても十分なパフォーマンスであることから当時は絶大な人気を誇り、つい最近で言うところのGTX1050Tiの様に高騰が長期間続くほど人気があったのも懐かしいです。

新アンチエイリアスである、Multi-Frame sampled Anti-Aliasing(MFAA)の処理ではMSAAと比較しておよそ30%程度のパフォーマンス向上が可能になりました。

ボクセル・グローバルイルミネーション (VXGI)は、レイトレーシング(RTX)の効果とは異なりますが、当時はどのくらい描写が変化するのか?が話題になりました。

Dynamic Super Resolution(DSR)の追加により、FHDのモニターでもそれ以外の解像度でレンダリングされたものが改めて1920:1080へ変換されて表示することが可能になりました。

GPUの負荷は素晴らしく重くなってしまいフレーム低下が発生してしまう場合もありますが、FHDモニターでより高解像度を体感出来ることが大変画期的でした。

NVidia GameStream™を使用することで寝そべりながらPCゲームをプレイすることが可能になったのも斬新でした。

NVIDIA Titan X(Pascal)

GTX10XXシリーズのTITAN

Pascal世代に突入したことにより、更にアーキテクチャが強化されました。

ビデオメモリもGDDR5からGDDR5Xになり、より高帯域幅での転送が可能になりました。

GPU Boostが更に改良されて3.0になり、低電圧時にも出来る限り高いクロックを出せるようになりました。

VR READYと言われるVR環境を快適に出来るとされる認定カードとされ、新しい可能性に期待が膨らみました。

NVIDIA Titan Xp(Pascal)

GTX10XXシリーズのTITAN

Titan Xが1080Tiの下位かなぁと思っていたのも束の間、GTX無しのXPが登場してしまいTITAN最上位に再君臨。

NVIDIA Titan V(Volta)

Voltaitanとして金フレームで登場しました。高級感溢れるデザインは価格も驚くほど高額だったのを覚えています。

PascalからVoltaになりTesla® GPUで使用されているTensor コアがTITANでも搭載され、更にメモリ規格はHBM2という規格を使用することで、ゲーミングPCとして組み込めば頂点を立つことはもちろん、深層学習などの場面でも安価なタイプとして期待できる1枚となりました。

NVIDIA TITAN RTX(Turing)

最強のTITANにも遂にRTコアとTensorコアが搭載されたモデルが発表されました。

既にRTXシリーズについては、別記事でも紹介させていただいておりますが、技術導入が進みすぎて私としてはもはやゲーミングPCの領域を超えているとしか思えない性能になっているものでした。

GPU Boostも改善され4.0へ移行しました。

RTX(レイトレーシング)を実現することが可能なRTコアとDLSS(Deep Learning Super Sampling)を実現することが可能なTensorコアによって、より美しく、低負荷で快適なアンチエイリアス処理が可能になりました。

RTX2080Tiと比べると性能は勿論値段も倍程度跳ね上がってはしまいますが、ゲーミング用途以外を視野に入れた場合にはQuadro RTXと比較した場合であればRTX TITANはとても安い買い物であるとも言えます。

ベンチマーク比較

3DMark Fire Strike Score
RTX TITAN
TITAN V 30176
TITAN XP 28596
TITAN X 27183
GEFORCE GTX TITAN Z 17122
GTX TITAN X 16324
GTX TITAN BLACK 11753
GEFORCE GTX TITAN 10394

 

 

出典:https://benchmarks.ul.com

各引用画像:Nvidiaさん