i7 9世代と旧世代の比較検証
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i7 9世代と旧世代の比較検証

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そこまで9世代に拘る必要も特になし

語弊を招いてしまいそうなので、予算がない場合はそこまで9世代に拘る必要も特になし。が正しい意味合いです。

いつもネガティブな発言ばかりでポジティブ比較をせず申し訳ありません。
本来新世代と比較する際は上から目線(新世代に対して下と比べる)が普通だと思うのですが、下から目線にてお伝えしています。

理由の1つとしては、やはり高性能になるにつれ高価格帯になってくるPCスペックですがご相談いただく内容から需要傾向を察するに、要求する水準を満たしていれば安価なものを使用してという考え方のユーザーが非常に多いためということがあります。
新車を1年で乗り換えるよりも中古車を1年で乗り換えて自分の必要環境に応じて予算のギリギリを・・・という考え方が大変多いため、動作検証で使用するCPUのスペックもかなり旧世代+GPUで下から目線で水準が少しでも参考になりやすいようにさせていただいております。

感覚的に1年単位で新車を乗り捨てれる富裕層や、旧世代の環境では処理能力が追いつかない状態の方、大幅なスペックアップを見込んでいる方であれば、早急に乗り換える必要はあるかもしれませんが、朝起きてパソコンを付けて、インターネットでメールをチェックして、ニュースを見たり、動画をチェックして、仕事から帰り気が合う友達とボイスチャットツールを使用しながらゲームをプレイしたり、ゲーム配信をしたり、ゲーム録画をしたり、寝る前に動画を見たり動画のエンコードをかけたり程度であれば9世代は必要ありません。

新世代になるにつれてエンコード処理時間も当然短くなっていますが、新世代のCPUでもエンコード中は基本的にCPU使用率が100%になる為、エンコード中にゲームをすれば固まる可能性のほうが高くなるのは旧世代と変わりありません。
どちらかと言えばやはりCPUよりもある程度GPUに予算をかけてあげる方が日常的な使用であればGPUの強化をした方がいいかもしれません。

PUBGを参考に言えば、FHD+ウルトラで60FPS程度の環境をFF14の数値で表すと10848程度あれば十分近づけるということであれば、i7-2700K+GTX1060程度(6GB-11092)でも十分現行の環境にはまだまだついていけることになります。

メモリ容量が以前までは8GBでも十分に余裕があるゲームタイトルが多かったのですが、最近のタイトルでは16GB無いとメモリ要因でカクついてしまうことも多くなってきたので16GB~が下から目線でも基準値になってくるかと思います。

あくまでご予算とご利用用途に応じてご自分の環境に適したものを選んでいただければと思います。

i7/i9 9世代と旧世代の比較検証

発売が無事された9世代CPUですが、i9は初回以降入荷が未定が続き代理店の話だと年内は厳しいかもしれないということを言っていました。

i7-9700Kは定期的に初回以降もポツポツと入荷が見受けられるようなのでi7-9700Kを狙っている方はチャンスかも知れませんね。

実際に9世代CPUを搭載させて動作検証を行い終わったので自分の使用感としてメモを残させていただきたいと思います。

前提としてご相談いただく内容の殆どが『予算10万円以内でPUBGをウルトラ画質で144FPS出せるパソコンが欲しい』等、低コスト高パフォーマンスを求める声しか無いためあくまでコストに対してゲームパフォーマンスが高いかどうかを念頭に置かせていただいております。

そのため比較基準や判断基準が一般的な解釈と異なる場合がありますので予めご了承願います。

9世代と旧世代のまとめ

9世代8世代7世代6世代
型番Corei9Corei7Corei5Corei7Corei7Corei5Corei7Corei7
9900K9700K9600K8086K8700K8600K7700K6700
コア/スレッド8C/16T8C/8T6C/6T6C/12T6C/12T6C/6T4C/8T4C/8T
ベースクロック3.6GHz3.6GHz3.7GHz4.0GHz3.7GHz3.6GHz4.2GHz3.4GHz
TB最大クロック5.0GHz4.9GHz4.6GHz5.0GHz4.7GHz4.3GHz4.5GHz4.0GHz
キャッシュ16MB12MB9MB12MB12MB9MB8MB8MB

1年に1回CPUとマザーの新調をするのは新車を一年で乗り換えているレベルの富裕層しか成し得ない技ですが、年々CPUそのものの性能はやはり飛躍的だったり少しづつだったり上昇しています。

ここまで性能が上がったCPUを一般ユーザーが100%使い切ることが出来るのかと言えば、そうそう通常使用では達成できないレベルです。

ゲームベンチはRTX向けのベンチが無い為、いつも通りドラクエ10、FF14蒼天・紅蓮にて1回のみ測定してみました。

i9-9900K/i7-9700Kのベンチマーク比

やはりi9の方がベンチマークとしても優位に立つことが出来ました。

ハイエンドPCを組み込む予定であれば、i7-9700Kに5万円を出すよりであれば、2万円程度上乗せしてi9-9900Kを選ぶことでよりコア数も上げることでゲーム以外でも編集作業カテゴリでも高性能に近づくことが出来ると思います。

GPUi9-9900K
ドラクエ10FF14紅蓮FF15
FHD+最高品質FHD+最高品質FHD+最高品質
660216114949
670234486689
680
6902301512612
760
770237087756
780Ti2386011781
9702388511109
9802399912432
980Ti2427416731
1050Ti232697731
106023932131044843
107024139161156145
1070Ti24199171995392
108024211179767693
1080Ti24441197929640
GPUi7-9700K
ドラクエ10FF14紅蓮FF15
FHD+最高品質FHD+最高品質FHD+最高品質
660200504939
670214836640
680
6902249112496
760
770217337769
780Ti2216311583
9702236411251
980
980Ti22531164005207
1050Ti214237590
10602238912578
10702242616003
1070Ti2250216641
108022670176147749
1080Ti228611910710180
GPUi7-8086K
ドラクエ10FF14紅蓮FF15
FHD+最高品質FHD+最高品質FHD+最高品質
660199174894
670
680
690
760
770245177765
780Ti2240911573
97022320113534301
980
980Ti22776159575569
1050Ti2180377112770
106022505127664696
107023017155495602
1070Ti
108024468169425350
1080Ti22902183645465
GPUi7-8700K
ドラクエ10FF14紅蓮FF15
FHD+最高品質FHD+最高品質FHD+最高品質
660215954939
670235016590
680222647805
6902111812369
760
770234327772
780Ti2235411638
9702233711301
9802247912697
980Ti2228916166
1050Ti2142577072576
106022215116743596
107024523156745966
1070Ti24574165966970
108024137176537925
1080Ti22721185319573
GPUi7-7700K
ドラクエ10FF14紅蓮FF15
FHD+最高品質FHD+最高品質FHD+最高品質
660188764914
670204906809
680208827914
690
760200936236
770
780Ti2105711359
970
9802099612714
980Ti2115214409
1050Ti
10602088212190
10702104114044
1070Ti
10802134715296
1080Ti
GPUi7-6700
ドラクエ10FF14紅蓮FF15
FHD+最高品質FHD+最高品質FHD+最高品質
660169564884
670185276758
680191567849
690
760180916151
770
780Ti1910410845
960183437050
970
9801903811820
980Ti1928212998
1050Ti
10601875411525
10701903112634
1070Ti
10801942313652
1080Ti

 

グラフにして各世代を比べてみるともう少しはっきりと分かってきます。

ドラゴンクエスト10ベンチマーク(FHD+最高品質)

i7-6700のGTX1050Tiの数値が誤っていました。

正しくは、GTX960が18343、GTX980が19038、GTX980Tiが19282、GTX1050Tiは未測定です。

FF14紅蓮ベンチマーク(FHD+最高品質)

PUBGをウルトラ画質で144FPS前後を目標にしているのであれば、i7-8700K+GTX1080Tiの組み合わせで達成することが以前の動作検証で確認できているので目安となる数字をFF14紅蓮で例えると、18531程度の数字が必要になってきます。

 

i7-6700のGTX1050Tiの数値が誤っていました。

正しくは、GTX960が7050、GTX980が11820、GTX980Tiが12998、GTX1050Tiは未測定です。

Cinebenchmark

i9-9900Ki7-9700Ki7-8086Ki7-8700Ki7-7700Ki7-6700
2010146714141390965784

8世代以降は、コア数とスレッド数が増えたこともあり、上昇値が高いことが分かります。

OCCT

デフォルトの状態でアイドリング放置しただけなので参考にはならないかもしれませんが、9世代は発熱が高すぎる為、水冷じゃないと厳しいと聞いていたのですが、最終的には60℃以下で動作するようでしたのでそこまで大げさに考える必要はないかもしれません。

勿論パソコンケース内部の排熱処理環境や、室内の温度設定などにも大きく左右されることは間違いありません。

当方の環境では、室内25℃前後、実施した際のPCケースはMasterBox Lite 5 RGBにCPUクーラーを空冷ダブルファンにしています。グラボは1080Tiを搭載させてアイドリングをしておりました。

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