Windowsが立ち上がらない…どうする?最初に試したい対処法と修理のポイント
パソコンを立ち上げたとき、突然「Windowsが起動しない」という事態に直面すると、不安や焦りを感じる方も多いでしょう。電源は入るのにWindowsロゴ画面で止まってしまったり、ブルースクリーンが出て再起動を繰り返すなど、症状はさまざまです。しかし、正しいステップを踏めば意外と簡単に復旧できるケースもあるため、初心者の方も落ち着いて確認してみてください。
1. よくある症状とその背景
Windowsが起動しない場合、ハードウェア面とソフトウェア面のどちらが原因なのかを判断するのが第一歩です。電源ボタンを押したときの反応(ファンの回転やランプ点灯の有無)や、エラーメッセージの内容から、ある程度の見当をつける事が出来ます。
たとえば、パソコンは動きそうなのにWindowsロゴが出たまま先に進まないとか、ロゴ表示後に青い画面(ブルースクリーン)になって再起動してしまう場合は、OSやドライバ、ハードディスクのエラーが考えられます。一方で、電源すら入らないとか全く画面に何も映らないなら、OS以前にハードウェアが故障しているかもしれません。
2. 起動しないときにまず試す基本の確認
初心者の方でも、以下のポイントをチェックすれば、ある程度トラブルを切り分けやすくなります。
電源およびケーブルの状態
意外にも電源タップやACアダプターが外れかけていて、実は電源が入っていないという単純なケースがあります。デスクトップならコンセント、モニター、パソコン本体の3つをしっかり差し込んでください。
USB機器やDVDを外してみる
パソコンが起動時にUSBメモリや外付けHDD、DVDなどを起動デバイスとして読み込もうとしてフリーズするケースがあります。余計な外部機器はすべて取り外し、もう一度再起動を試してみてください。
セーフモードへの進入を試す
Windows 10や11の場合、起動時に強制終了を数回繰り返すと自動的に修復モードやセーフモードに入れることがあります。また、ブルースクリーンエラーから再起動を繰り返した場合にも、Windowsが自動修復を提案してくれるケースがあるので、そのときは画面の指示に従ってみましょう。セーフモードで起動できるなら、ドライバの更新や不要なソフトのアンインストールで改善できる場合があります。
3. 主なトラブルの具体例と対策
パターン1:Windowsロゴが表示されるが先に進まない
OS起動プロセスで何らかのエラーが発生している可能性があります。最近インストールしたソフトや更新プログラムが原因のこともあれば、ハードディスクが壊れかけている場合も考えられます。セーフモードで起動できるかどうかを最初に試してください。もしセーフモードでもダメなら、スタートアップ修復やシステムの復元を試す手もあります。
パターン2:青い画面(ブルースクリーン)で強制再起動がループする
ブルースクリーンにはエラーコードが表示されることが多いです。例えば「UNMOUNTABLE_BOOT_VOLUME」「CRITICAL_PROCESS_DIED」など。そのコードをメモしておき、スマホなど別端末で調べてみると原因の手がかりになります。メモリの故障やシステムファイルの破損が理由というケースもあり、専門的な修理が必要になることもあるので注意しましょう。
パターン3:BIOS画面に入れず、電源は入るのに何も表示されない
ハードディスクやSSDより前の段階、つまりマザーボードやCPU、メモリなどのハードウェアトラブルの可能性が高いです。ケーブルや外部グラフィックボードがあれば抜き差ししてみるなど、簡単なチェックを行い、それでも動作しないなら修理依頼を検討しましょう。
4. 実際に修理が必要になるケースと費用目安
ソフトウェア修復で済む場合
ウイルス感染やWindowsファイルの破損など、システムの修復作業のみで直るときは、比較的コストが抑えられます。おおよそ5,000~15,000円程度で対応している業者が多い印象です。ただし、OS再インストールを行う場合はデータが消える恐れがあるので注意が必要です。
HDD/SSDの物理的故障
起動しない原因がストレージ自体の故障なら、交換作業+データ復旧を合わせて検討する必要があります。データ復旧は別料金で高額になることがあり、3万円を超える場合も珍しくありません。ストレージの交換自体は1~2万円前後で済むことが多いですが、機種や容量によって変動します。
マザーボードやメモリ故障
マザーボード交換やメモリ交換となると、部品代+工賃がかかります。マザーボード交換は数万円単位になることもあり、パソコンを買い替えたほうが安上がりというケースもあるので、費用対効果をよく考えましょう。メモリ交換なら比較的安価に済みます。
5. 依頼の流れ:初心者向けの安心ポイント
- 症状の連絡と見積もり相談
まずは電話やメール、フォームなどで「電源は入るがWindowsが起動しない」「ブルースクリーンが出る」といった症状を具体的に伝えましょう。可能であればエラーメッセージも添えるとスムーズです。 - 出張修理・店舗持ち込み・配送の選択
お住まいが仙台市近郊なら出張修理も便利ですし、全国から配送でも対応できる業者もあります。自分の状況に合わせて依頼方法を決めます。 - 正確な診断と正式見積もり
パソコンを預かってもらい、詳しい状態チェックを行うことで、実際の故障箇所が特定されます。見積もりが高すぎた場合はキャンセルし、買い替えを検討する選択も可能です。 - 修理作業・OSリカバリなど
ソフトウェア修復で直るか、部品交換が必要かによって期間や費用が変わります。進捗や納期について随時連絡してもらえるかどうかも確認しておくと安心です。 - 動作確認とアフターサポート
修理完了後、Windowsが正常に起動するかどうかを一緒にチェックします。万が一また同じ症状が出たときにどう対応してもらえるのか、保証内容も聞いておきましょう。
6. まとめ:OSが動かなくても諦めず手順を踏もう
「Windows 起動しない」ときは、最初に慌てずケーブルや外部デバイス、セーフモードでの起動など基本的なチェックをしてください。軽微なソフトウェアトラブルなら自力で回復できる場合もあります。それでもダメなら修理業者へ相談し、原因や費用を明確にしてもらってから、修理か買い替えかを判断する流れがスムーズです。
大切なデータが失われてしまうと大変ですので、可能な範囲でバックアップを取っておくことも忘れないでください。もし操作が難しくても、専門家にデータ復旧込みで依頼する方法があります。「Windowsが立ち上がらないからもう無理だ…」と諦める前に、落ち着いて手順を確認し、必要に応じてプロの力を借りるようにしましょう。