【2020年】Adobe Photoshop CCのおすすめPCスペックをデータ比較してチョイス
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【2020年】Adobe Photoshop CCのおすすめPCスペックをデータ比較してチョイス

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今回紹介するソフトウェアは、Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ フォトショ)になります。

Adobe Photoshop(アドビ フォトショップ フォトショ)は、1990年2月19日にアドビシステムズよりリリースされています。

 

Adobe Photoshop CCで重要なのはCPUなのかGPUなのか?大変多くお問い合わせいただく内容なので、今回はCPUとGPUでのpugetsystemsさんのAdobe Photoshop CCのベンチマークを基にCPU・GPUどちらを重要視すればいいのか?等、いただいた質問にお応えできるように考察したいと思います。

基本的にはCPUが最重要

いつも描写を快適にさせるパーツはGPU(グラボ)と言ってきましたが、Adobe Photoshop CCではソフトウェアの仕様上ゲームとは異なるため、基本的な処理がCPUでなされているためGPUの性能は2の次です。

CPUの性能に応じてAdobe Photoshop CCの処理速度も向上していきます。

CPUCoreMaxClockScorePriceCost
Ryzen 9 3950X16Core4.7Ghz970.2¥100,000¥103.07
Ryzen 9 3900X12Core4.6Ghz958.2¥65,000¥67.84
TR 3960X24Core4.5Ghz954.2¥180,000¥188.64
i9-9900K8Core5Ghz949.2¥61,000¥64.26
TR 3970X32Core4.5Ghz935.4¥255,000¥272.61
Ryzen 7 3800X8Core4.5Ghz930.6¥49,000¥52.65
i9 10940X14Core4.6Ghz916.2¥108,000¥117.88
i9 10920X12Core4.6Ghz913.2¥95,000¥104.03
i9 10980XE18Core4.6Ghz910.4¥150,000¥164.76
i9 10900X10Core4.5Ghz893.4¥76,000¥85.07
i7 9700K8Core4.9Ghz892.2¥47,000¥52.68
i9 9960X16Core4.4Ghz855.2¥100,000¥116.93
i9 9920X12Core4.4Ghz850.6¥101,000¥118.74
i9 9940X14Core4.4Ghz849.6¥124,000¥145.95
i9 9980XE18Core4.4Ghz845.4¥120,000¥141.94
i9 9900X10Core4.4Ghz841.2¥70,000¥83.21
TR 2950X16Core4.4Ghz754.8¥76,000¥100.69
TR 2920X12Core4.3Ghz747.2¥33,000¥44.16
TR 2990WX32Core4.2Ghz680.2¥184,000¥270.51
TR 2970WX24Core4.2Ghz677.2¥96,000¥141.76

上記の表の金額は市場の変動等でプレミア価格になっている場合があるので信憑性に欠けるので気休め程度でお願いします。

予算にもよりますが、AMDであればRyzen 9 3900Xを、Intelであればi9 9900Kを私はチョイスします。

コア数&スレッド数が多ければ多い程有利?

Adobe Photoshop CCのソフトウェアの仕様上、複数のコアが搭載されているよりも、シングルクロックの周波数が高いCPUが表から判断できる通り、一番に重要なのはシングルクロックの周波数が高い事だと考えられます。

i5シリーズの6コアでは厳しい場面がありましたが、8コア以上のコア数が搭載されている場合でも著しいパフォーマンスの向上は見られなかったことからも、8コア以上あれば問題ないと思われます。

intel CPUはXeonとCoreシリーズどちらを選んだほうがいい?

XeonはDualCPUなど複数のCPUを搭載させることが出来ます。

複数のコアが搭載されている環境でもPhotoshopのパフォーマンスが著しく上がるわけではない為、費用とパフォーマンスを考えた際にXeonの選択が高くなるようであればCoreシリーズを選んだほうがいいです。

 

Photoshopで使用するおすすめCPUはIntel?AMD?

intel 8世代とAMD 2世代を比較した際には、Intelが優勢となっていましたが、遂にAMD3世代がリリースされて立場が逆転しました。

特別なにか重要な思い入れが無い限りAMD CPUを個人的にオススメします。

 

高性能なGPUよりもメインメモリの容量を増やすこと

ゲーミングPCのスペックでも動画編集作業をすることは可能ですが、編集作業をメインにする場合は定番となったメインメモリ16GBではフリーズする場面が多くなってくる可能性があります。

ファイルを読み込むだけだったり、単純な操作だけであれば8GB程度でも快適に動作するとは思いますが、やはり多くの方は多くの編集をすると思います。

妥協しても最低のラインは16GB、快適に動作をしたい場合は32GB以上搭載していると動作が安定してきます。

既に編集用のPCを使用していて動作をより快適にしたい場合には最初から64GB程度搭載していると後に増設する必要も少ないためオススメです。

メインメモリの周波数が高いとPhotoshop(フォトショ)の動作が向上するのか?

特定のCPUと周波数の高いメモリを組み合わせた際にパフォーマンスが向上するが、基本的には大きく影響しない。

また、必要以上に限られた予算を割いて過剰にメモリ容量を増やしても、パフォーマンスが向上する期待度は低い。

IntelAMD
i9-9980XEi9-9900KTR-2990WXRyzen 9-3900X
DDR4-3600/32GB/CL1698.5%104.8%104.9%107.4%
DDR4-3200/64GB/CL16101.6%102.3%102.1%105.3%
DDR4-2666/64GB/CL16100.5%101.3%103.1%103.7%
DDR4-2666/64GB/CL1699.3%99.1%99.90%100.80%
DDR4-2666/64GB/CL19100.1%100.9%99%99.9%
DDR4-2666/128GB/CL19100.0%100.0%100.0%100.0%

高価なi9-9980XE、AMD ThreadRipper 2990WXでは周波数が高いメモリを使用してもパフォーマンスの向上が著しく上がることはありませんでしたが、i9-9900K、Ryzen 9 3900XではDDR4-2600~3600の周波数の違いでおよそ5%程度パフォーマンスが向上した結果が分かります。

特にRyzen 9 3900Xとの組み合わせの中では7%超えも見られました。

数%の差が重要な方にとっては、この組み合わせは見逃せませんね。

GPUが不要なのではない、CPU程高性能を準備する必要性がない

CPUに処理速度が依存すると言いましたが、CPUに搭載されているCPU内蔵グラフィックスグラボが絶対に不要なのか?と言われるとそうではありません。

Photoshopでもリリースされていくたびに様々な機能が追加され、中にはGPUで処理する機能も増えました。

ですので基本的な処理はCPUで行われていますが、GPUが処理する機能も搭載しているので極端に不要かと言えばそうでは無いことに注意しましょう。

nVIDIAでリリースされているGPUの一部のモデルでは、RTX(レイトレーシング)機能が搭載されており、今後多くのソフトでレイトレーシング機能が追加されていくと思われます。

現段階では未だにRTX機能が使えるGPUモデルは高価な物が高いため、絶対に必要になってから換装を検討しても遅くないと思います。

・GPU なしでは動作しない機能

グラフィックプロセッサーがサポートされていない、またはそのドライバーに問題がある場合は、これらの機能は動作しません。

遠近法ワープ(詳細情報)
3D
油彩
レンダリング – フレイム、ピクチャフレームおよびツリー
スクラブズーム
概要
フリックパン
滑らかなブラシサイズ変更

・アクセラレーションに GPU を必要とする機能

アートボード
Camera Raw (詳細情報)
画像サイズ – 詳細を保存
フォーカスの選択
ぼかしギャラリー – フィールドぼかし、光彩絞りぼかし、チルトシフト、パスぼかし、スピンぼかし(OpenCL の加速化)
スマートシャープ(ノイズ削減 – OpenCL の加速機能)
選択およびマスク(OpenCL の加速機能)

引用:Photoshop グラフィックプロセッサー(GPU)カードに関するよくある質問より

 

次に各GPU別にpuget systems photoshop benchmarkの検証結果を見てみましょう。

GPU/Score
TitanRTX107.7
RTX2080Super107.5
RTX2080107
RTX2080Ti106.8
RTX2070Super106.3
RTX2070106.3
RTX2060Super105.9
RTX2060104.8
GTX1660Ti103.6
Vega64102.4
RadeonⅦ97.7
RX5700XT95.5
UHD63074

UHDとはintel CPUに内蔵されたグラフィックスモデルになります。

他のGPUと比較するのであれば、nVIDIA GT730あたりが同等になってくると思いますが、やはり他のゲーミングPCでも使用されているGPUと比較するとパフォーマンスが大きく下がっていることが分かります。

しかし、GTX1660Ti(GTX1070程度)の性能を超えるあたりからGPUの性能差によるパフォーマンスの向上幅は少なくなっていることが分かります。

Titan RTXは高性能で高価格ですが、GTX1660Tiと比べるとパフォーマンスの向上値は5%未満です。

2020/01/31現在の市場で販売されている価格を基に比較してみると以下のようになりました。

GPU/Price
TitanRTX¥330,000
RTX2080Super¥85,000
RTX2080¥80,000
RTX2080Ti¥140,000
RTX2070Super¥58,000
RTX2070¥50,000
RTX2060Super¥47,000
RTX2060¥36,000
GTX1660Ti¥31,000
Vega64¥35,000
RadeonⅦ¥100,000
RX5700XT¥48,000
UHD630(i9-9900K)¥60,000

やはり現段階でGPUの性能差と価格差を考えると個人的にはGTX1660Tiあたりでもいいかなと思いつつも、RTXレイトレーシング機能が使えるRTX2060をチョイスすると思います。

PhotoshopにQuadroの選択肢を視野に入れるべき?

以前まではGeforceでは10bitカラー出力が出来ず、Quadroが編集向けのビデオカードとして視野に入れられていましたが、現在ではGeforce GTX,RTXシリーズでも一部の環境下であれば、10bitカラーの出力がPhotoshopでも可能になったため、高価格な資金を投資して受けられる恩恵はビデオメモリ容量が増える程度なので見合ったパフォーマンスは期待出来ないため、費用対効果を考えると民生用のGPUは視野に入れなくてもいいと考えています。

nVIDIA Studio Driverの適用で10bitに対応するソフトウェアは以下になります。

・Adobe Photoshop

・Adobe Premiere Pro

・Autodesk RV

・Colorfront Transkoder

・Assimilate Scratch

・Foundry Nuke

 

下記の表はPhotoshop CC2018のベンチマークになります。

GPU/Score
Quadro P6000107.3
Quadro P5000103.3
Quadro P4000101.3
Quadro P200094.9
Radeon Pro WX910099.2
Radeon Pro WX710092.7
intel HD63060.5

GTX,RTXシリーズ時のベンチマークスコアと比べると比較するには若干開きはあると思われますが、Quadroを使用してもGTX,RTXシリーズとの差が大きく開くことが無いことが分かります。

10bitカラーを出力させるには対応したモニターを準備することを忘れずに!!

PhotoshopでRTXとGTXどちらを選ぶべきか?

GTXシリーズにはRTXに搭載されている一部の機能を使うことが出来ません。

RTXはRTコアとTensorコアを搭載していますが、この高性能な機能は時代がついてこれていないのが現状でPhotoshopでもRTXのカードをフルに活用することが出来ていません。

しかし今後のアップデートによって機能が追加される場合には必ずRTXの機能がサポートされるはずなのでRTXシリーズの購入は視野に入れておいても問題ないと考えています。

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